昨日までは、こどもの小学校への入学は、家族皆の生活リズムなどを見直す、大きな変化であること。

このチャンスを活かすために、ママがありたい姿を探るために、メリットとデメリットを書き出すという話でした。

書き出していない方は、昨日の記事を読んで、書き出してみてくださいね。

書き出した表を見ると、ママが働くかどうかが、こどもにどのような影響があるか、ママが何を大事にしたいかが、前よりもわかりやすくなってきたかと思います。

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こどもへの影響を頭に置いた上で、ママが働く場合は、放課後のこどもの居場所について、考えておかなければなりません。

こどもの居場所について考えてみましょう

小学校や学童の評判はいかがでしょうか?

お子さんが通う予定の小学校や学童で、「こどもにこんな時間を過ごしてほしい」、「こんな子どもに育てたい」、「こどもにこんな力を身につけさせてあげたい」という願いを叶えられそうでしょうか?

次のような観点で調べて、お子さんとも相談してみてくださいね。

  1. 現在、住んでいる地域は、どこの小学校の学区でしょうか?
  2. その小学校はどのような評判ですか?
  3. ママが仕事をする場合、学童には入れそうでしょうか?
  4. 最も近い学童の評判はいかがですか?
  5. 通える範囲に直近の学童とは別の、学童や放課後こども教室がありますか?
  6. 別の学童や放課後こども教室はどのような評判でしょうか?

学校も学童も、こどもが毎日、長時間過ごすところで、こどもへの影響が大きいですからね。

特に学童については、夏休み、冬休み、春休みなどの長期休暇のときは、ほぼ一日中、過ごすことになります。

小学校が終わる時間って意外と早いし、休みも長いんですよ…



小学生の長期休みの期間 いつからいつまで?

こどもの休み期間について、書いてみますね。

春休み 3月23日に修了式〜4月6日まで
夏休み 7月19日に終業式〜8月31日まで
冬休み 12月22日に終業式〜1月8日まで

これは中国地方にある、うちの子が通っている小学校のスケジュールです。

地域によって、長期休暇の期間は異なりますね。

うちの子どもが通っている小学校の場合、冬は12月21日から給食なしになって、12時過ぎには学校が終わってしまいます。

そして22日には終業式で、冬休み開始。

ママは28日くらいまで仕事だったりするので、学童にお願いしない場合は、この期間にどこで過ごすか大問題です。


学校や学童を見学してみたママの経験談

上の期間、一日中いることになるので、学童は第2の大きなファミリーのようなようなものです。

なので、ママとお子さんで一度、学童を見学されることをおすすめします。

前もって学童に連絡して、見学させてほしいことを伝えて、都合のよい日時でアポイントをとっておけば、こども達がどんな環境で、どのように過ごしているのかがわかります。

スタッフの方に、不安に感じていることについて質問して、直接聞くことができれば、どのような雰囲気のスタッフが、どんな方針でこどもに向き合っているかもわかるので、安心してこどもを預けられるかどうかも考えやすいですね。

こどもが小学校に入る前に、入学のタイミングで引っ越すかどうかを検討したので、引っ越し先の小学校や学童に親子で見学しに行ったり、スタッフの方とお話したりしました。 すると、親子とも学童の様子がわかって、心の準備ができたので、とてもよかったですよ。

私の場合、こどもが小学生になるタイミングで、仕事のペースを落とそうかどうか、考えていました。

入学前の働き方のままで「小一の壁」を越えられるかどうか、不安があったためえす。

ですが、こどもが通うことになる小学校に併設されている学童保育をこどもと見学させていただいて、スタッフがとてもあたたかい方ばかりなこと、こどものおやつについても、アレルギーについてご相談できることがわかりました。

なので、結局、こどもを学童にお願いして、私は働くペースを変えないことにしたのです。

お子さんの希望、ママやパパの思いを踏まえると、どのようにするのがよさそうでしょうか?

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発達障害のお子さんの下校後の居場所について

発達障害のことが以前よりも話題になるようになりました。

他のこどもより配慮が必要なことがあるお子さんをお持ちの親御さんは、学校のクラスについても、色々とご相談されると思います。

先生が支援してくれるクラスに入るのがよいか?そうでないクラスがよいか?

私が住んでいる県の場合、特別な配慮があるクラスに入りたい場合は、そのことを早めに、入学する予定の学校に連絡しなければならないそうなのです。

先生の人数を増やすことになるので、先生の人数調整が必要だからとのこと。

これに加えて、ママがお仕事をする場合は、教育委員会や学校の先生とのお話と平行して、入所を検討している学童のスタッフとも早めにお話されるのがよいのです。

というのは、学童によっては、配慮が必要な度合いによって、入所できないということがあるからです。

本当に残念なことなのですが。。

学童に入れないとなれば、次のようなことも考えられます。

  • 別の学区の学校・学童に通うことにする(そもそも、それが可能か?)
  • 学童以外の、預かってもらえる人を確保する
  • ママの仕事のペースを考え直す
  • 思い切って、これを機に引っ越しをする?

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学童以外の預け先 「ファミリー・サポート・センター

おじいちゃん、おばあちゃんが近くにいれば、預けることもできるかもしれませんが、おじいちゃん、おばあちゃんも仕事をしていることもありますし、そんな恵まれた環境にいる人ばかりではありませんね。

学童以外の預け先を確保するのは、結構、大変ですよね。

私は「ファミリー・サポート・センター」にも登録して、小学校に入る前に「慣らし保育」のようなことをしておきました。

「こどもが少し熱が発熱していたり、病み上がりで、学童に行くのはつらい。でも、私も仕事で外出しなければならない」というようなときの備えが必要だったので。

なので、前もって、預かってくださる方とこどもの顔合わせをして、こどもがどんな遊びが好きか、預けている間どんなことに気をつけてほしいか、などを伝えたのです。

いざ、預かっていただくときに初めて顔を合わせるのでは、ただでさえ体調不良のこどもも不安になってしまいますからね。

ファミリー・サポート・センター」は、厚生労働省の子育て援助活動支援事業。市区町村に問い合わせると、登録方法などを教えてもらえます。

費用は、平日1時間あたり700円くらいかかります(金額は、市町村、預ける時間帯、保育の内容などによって異なります)。

学童以外の預け先 「放課後子供教室

放課後子供教室は、平成26年に始まった「放課後子ども総合プラン」に基づいて導入されている取り組み。

詳細は文部科学省の「放課後子供教室等について」を参照してください。

・管轄の児童福祉法に基づく共働き世帯対象の学童保育(厚労省)
・すべての子が対象の地域交流・学習・運動など居場所作りが目的の放課後子ども教室(文科省)

この2つが連携するようになってきていて(放課後子どもプラン)、自治体の実情に合わせて作ることになっています。

学校で6時くらいまで預かってもらえる自治体がありますが、名称や運用状況は自治体によって異なります。
トワイライトスクールと呼んでいる地域もあるようです。

各地の放課後子供教室の様子

兵庫県尼崎市もあります。学童保育(児童クラブ)とは別に、こどもクラブという、親が働いてなくても行ける場所が校内にあります。

— nonchan (@nonchan_pdx) 2018年5月25日

(ここから参照させていただくことに問題がありましたら、お教えください m(_ _)m)

利用料金が無料〜1,000円未満のところが多いところは利点ですが、その反面、

学童だとおやつが出ますが、放課後子ども教室だと出ないことが多いよう。

放課後子ども教室は「これじゃない」という感じがするため、ないよりはましだけれど、実際は利用しにくいという声があります。

こう書いてみると、色々と調べたり、調整したりすることがあります。

ご心配な方は、親子でゆっくり考えられるように、どうぞ早めに情報収集してくださいね。

まとめ

学校や学童は、こどもが長時間過ごすところ。

不安があれば、先生や学童の指導員さんと話したり、
こどもと見学に行ったりして、解消できるといいですね。