防災、災害に遭った後の対応について学ぶイベントがあったので、参加してきました。
お皿がないときに食事をするにはどうしたらいいでしょうか?
タンカがないときに怪我人を安全に運ぶには?
避難勧告と「警戒区域の設定」の違いは、わかりますか?
勉強になったことが色々あったので、書こうと思います。
目次
ジャッキはどのように使うの?
ジャッキについてはご存知の方も多いと思いますが、家具などの下敷きになった人を助けるために、家具などを持ち上げる器具です。
手元の棒をクルクル時計回りに回すと、ジャッキを少しずつ持ち上げることができて、地面と家具などの間に隙間ができます。
うちにはジャッキがないので、今までどのように使うかがわかりませんでしたが、今回やってみることができたので、もし今後、使うことがあっても大丈夫 ^-^
災害が起きてしまうと、市や県の助けだけを頼りにするのは難しく、地域で助け合うことが必要になります。
近隣の家庭について、この家庭には何人家族がいる、どの部屋で寝ているということがわかると、家が倒壊した場合でも、がれきの下から人を救いやすくなるそう。
機会があれば、寝室についても近隣の方とお話しておくとよいですね。
お皿がなくても食事ができる方法とは?
新聞紙で作った紙皿での食事もしてみました。
新聞紙で四角い紙の容器を折って、そこにビニール袋をかぶせて使います。
ビニール袋がなければ、ラップでもOK。
炊きたてご飯を入れると、少し熱く感じますし、フニャフニャするのは仕方ありません。
気をつけて持てば使えるという感じでした。
災害時は水が貴重になるので、水を節約したいもの。
食器洗いも最小限の水でできるといいですね。
お皿にビニール袋をかぶせて使えば、お皿を洗わずに何度も使えるので、とてもエコ。
この記事を読んでくださったあなたは、いざというときのために、紙皿を作れるということを頭に入れておいてくださいね。
靴やスリッパがなかったときの代わりの方法とは?
新聞紙では、スリッパを作ることもできます。
一番良いのは靴やスリッパを履くことですが、靴やスリッパがなかった時、石などでデコボコしたところを歩くのに、新聞紙のスリッパでもあれば助けになります。
実際に自分で新聞紙で作ったスリッパを履いて、ペットボトルの蓋を散乱させた上を歩いてみました。
やはり、たとえ新聞紙のスリッパでも、あったほうが歩くのが苦痛ではありませんでした。
タンカがないときに怪我人を運ぶにはどうしたらいい?
ケガ人を運ぶとき、タンカがなかったら、皆さんはどうされますか?
毛布で人を包めば、タンカを使うときのように、人を安全に運ぶことができます。
防災クイズもしてみました。
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避難勧告と「避難区域の設定」はどのように違う?避難情報のレベルを再確認
避難情報には、いくつもあります。
次のうち、どれが一番、強制力があるか、わかりますか?
- 避難勧告
- 避難指示
- 避難準備情報
- 避難命令
- 警戒区域の設定
クイズでは、選択肢に「避難命令」があったため、クイズに参加した半数ぐらいの人が「避難命令」を選んでしまいましたが、これは間違い。
「避難命令」というのはないのです。
それぞれの意味は、次のとおりです。
拘束力や緊急度が低いものから書きます。
避難準備情報とは?どんな拘束力がある?
今後、避難勧告が出される可能性が高いときに出される、避難の準備を促す情報です。
避難に時間がかかる方は、この段階のうちに避難を開始するのがよいとされています。
罰則はありません。
避難勧告とは?
災害が発生する可能性があるため、避難を勧めるもの。
罰則はありません。
避難指示とは?
災害が発生する可能性が高い、避難勧告のときより切迫した状況で出されるもの。
避難勧告より拘束する力が強いです。
罰則はありません。
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警戒区域の設定とは?
避難指示の次に、「警戒区域の設定」があり、これが避難命令に相当します。
警戒区域に設定されると、許可を得た人以外は出入りが制限・禁止されたりして、区域内から出るよう命じられます。
「警戒区域の設定」だけは、罰則があります。
上の他、AEDと人工呼吸や、171の伝言ダイヤルもやってみました。
AEDの機械は色々なところで目にしますが、使い方は実際にやってみないと、よくわかりませんよね。。
171については、電話の代わりになる機器を使って、擬似的に171のメッセージ確認をすることができて、よい経験になりました。
実際にやったことがあれば、いざというとき、思い出しながら使えそうです。