先日「まさか!への備え」として、台風が近づく前に確認したいことについて投稿しました。
今日は、台風か地震か、はたまたそれ以外かに限らず、いざというときのために備蓄しておくとよいものについて、書きたいと思います。
災害用品として、よく挙げられるのは、以下のようなものですね。
一次持ち出し用の用品
- 水
- 食料(アレルギーの方は特に、自分に合ったものを)
- 銀色の防寒シート
- メガネ、杖、入れ歯、補聴器など、身体の一部として機能するもの
自分の眼にあった度数のメガネを災害後の混乱時に手に入れるのは、とても困難です。メガネが不可欠な方は、前に使っていた古いメガネでよいので、防災リュックにいれておくことをおすすめします。
- 薬とお薬手帳(特に持病があり、その病気がメジャーでない方)
- 現金と通帳・印鑑
災害後、お金が使えるときのために。電子マネーではなく、硬貨が必要。おつりがもらえないことがあるため、現金は硬貨を。 貴重品はウエストポーチ、たすきがけができるボディーバッグ、防災ベストなどにまとめられるようにしておくと、避難所に避難した場合も、貴重品の管理がしやすくなります。 これら貴重品持ち歩きのバッグは、海外旅行向け用品として売られているので、今のうちに手にいれておくことをおすすめします。
- 保険証、免許証などの重要書類のコピー
家族、親戚などの住所や連絡先、基礎年金番号、印鑑登録ID、マイナンバー、契約書や権利書などは、コピー・スキャンするなどして、データのバックアップをとっておくとよいです。 避難時に現物を持ち出すことができなくても、IDがわかるだけで手続きが煩雑にならなくてすむためです。
- マスク
地震や火事の場合、粉じんなどを吸い込まないようにしたり、避難所で病気への感染を防いだりするために、あると安心です。マスクがなければ、ハンカチで口を覆うとよいです。
- ライト
私は東日本大震災のときに、光がない心細さを痛感しました。災害で不安になった気持ちを和らげるためにも、ライトはとても重要だと思います。 避難所に避難した場合、夜間にトイレに行くときなどにも必要になります(災害後のトイレ等、暗闇については、阪神大震災のときも色々と危険だったと言われていますね。これについては、書くと長くなるので、別の機会に書きたいと思います)。
- ラジオ
- 携帯の充電に必要なモバイルバッテリー+コード
- 電池
- ナイフ
- ライター
- ラップ
使い捨てのお皿の数が足りなかったり、水がなくてお皿を洗うことができなくても、ラップをしいてご飯を食べて、食べ終わったらラップを交換するようにすれば大丈夫です。 止血帯として使うこともできます。
詳細は「【防災】お皿がなくても食事できる方法とは?」を参照してください。
- 新聞
避難所で床の上にしいて座ったり、寒ければ服の下に入れたり、食器が足りなければ、きれいな新聞を折り紙のように折って、お皿の代わりにしたり、避難所で目隠しに使ったり。。 様々な使い道があるので、リュックの端に入れておくと便利です。
こちらも詳細は「【防災】お皿がなくても食事できる方法とは?」を参照してください。
- ちり紙
- 「さらし」かタオル
さらしは包帯の代わりに使ったり、骨折した箇所を固定したり、風呂敷のように色々な用途に使えます。
- (冬のみ)携帯カイロ
- 生理用品
- バケツなど、水を運ぶためのもの
- 軍手
- レインコート、または折りたたみ傘
- ロープ
- ばんそうこう
- 消毒液
- 災害用トイレ
- 手指を消毒できるもの(消毒ジェル、またはウェットティッシュなど)
ここまでは、大抵の方が意識されているでしょうか。
水については、ペットボトルで備蓄される方が多いと思いますが、ウォーターサーバーを使うようにするというのも手ですよ。
クリクラを使っている方の感想がこちら。
クリクラは、1歳未満の赤ちゃんがいるママ、ママになる方限定のキャンペーンをやっているので、該当する方はラッキー! ^-^
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備えるのを忘れがちなもの
- ごみ袋
厚手のものを用意しておくと、バケツやポリタンクなどがなくても水を運べますし、地面がぬれているときに下に敷くことができます。 火災で煙の中を避難しなければならないときは、ごみ袋を膨らませて空気をためたものを持って逃げて、苦しくなったらごみ袋の空気を吸うこともできます。
- 家族の写真
持っておくと、家族と再会するための役に立つそうです。
赤ちゃんがいる方はこれも
- おむつ&おしりふき
- ミルク
普段、母乳の方も、災害に遭うと、ストレスで母乳が出なくなることがあるため、念のため。
- スリングや抱っこひも
- 赤ちゃんが好きなおもちゃ
生理用品やおむつについては、もし足りなくなってしまったら、スーパーのごみ袋、タオルなどで代用することができます。
下のイラストを見ておくと、いざ手に入らないときに思い出すことができると思います。
子どもと避難する際のチェックリスト、教えてドクター掲載の該当部分、画像でおいときますね。 pic.twitter.com/OdnbjbIUJm
— 教えてドクター佐久@無料アプリ配信中♪ (@oshietedoctor) 2018年6月18日
『東京防災』はよく知られていますが、今年3月に女性・お母さん視点での防災を主にクローズアップした『東京くらし防災』が発刊されていたことをご存知でしょうか。避難所での生活や熊本地震で注目された液体ミルクの情報等が載っています。都内のお近くの役場などで配付中 pic.twitter.com/iNfuiyA056
— 敗残兵 (@_GHOST_CHASER) 2018年6月18日
一時持ち出し用品はどこに置く?
「一次持ち出し用品」はリュックに入れて、部屋の奥ではなく、
玄関、お布団の横など、すぐに持ち出せる場所に置いてください。
棚から物が落ちてきて、持ち出し用のリュックが物に埋もれてしまうということがないように、ご注意くださいね。
地震の場合、部屋に物が散乱します。ガラスなどで足を怪我してしまうと、その後の避難もスムーズにできなくなってしまうので、お布団の横には、靴とライトを置いておくとベストです。
「一次持ち出し用品」のうち、特に必要なものについては、私は少し遠くに外出するときは、いつも持ち歩いています。
震災に遭ったときに、十分に持っておらず、とても不便で不安な思いをしたので、荷物が人より多くなってしまうのですが、持っていた方が安心できるからです。
上には書かなかったのですが、「笛(ホイッスル)」も、家の鍵に付けて持っています。
「笛があると、大声を出すこともできないくらい弱っていても、大声を出すよりも簡単に、助けを呼ぶことができていい」という声を聞いたからです。
100均のお店で、笛もミニライトも売っています。
鍵に付けておくと、いつでも身に着けていられるし、暗いところで鍵を使うときにも便利です。
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二次的用品
自宅で災害後の生活を送ったり、避難所から時々、自宅に帰って、必要なものを持ち出すような段階で必要なもの。
- 紙皿、紙コップ
- 非常用の簡易トイレグッズ
- 布テープ
- 油性ペン
- 水なしで洗髪できるシャンプー
- 替えの下着
これらは、もし持ち出せたら、持ち出した方がよいのですが、「一次持ち出し用の用品」だけでもかなりの重さになるのと、なくても何とかなったり、他のものでも代用できたりするので、できればでよいかなと個人的には思います。
一次持ち出し用品は、走れる位の重さにするとよく、女性なら10キロ、男性は15キロが目安と言われています。 これ以内の重さにするためには、一時持ち出し用品をかなり厳選しなければなりません。
震災後の身を守る、生理用品やおむつの代替方法など、今回書けなかったことについては、また投稿したいと思います。