台風21号などで窓ガラスが割れる被害にあわれた方も多いようです。
心からお見舞い申し上げます。
割れてしまった窓ガラスをどのようにしたらよいかが問題になりますね。
持ち家の場合、どのようにすればいのでしょうか?
賃貸の場合は、持ち家と異なる対応になります。
不利になってしまうこともあるので、まず何をすべきかも確認しましょう。
台風で窓ガラスが割れた場合、最初にどうしたらいい?
台風で今まで窓ガラスが割れるということはあまりなかったのではないでしょうか。
台風21号の威力を目の当たりにすると、自然の前には人間は無力だということを感じますね。
「まさか台風でガラスが割れてしまうなんて」とショックを受けた方も多いのではないでしょうか。
心理的なショックに加え、修理費用がかかっては、あたりめにたたりめですね。
屋根が風で壊れた、ガラスが割れたという場合、火災保険の「風災補償」がおりる可能性があります。
「風災補償」は、次のようなときに適用されます。
・強風により窓ガラスが割れた
・風に煽られた飛んできた飛来物が屋根を傷つけた
・屋根材が吹き飛ばされてしまった
身の安全が確保できたら、被害状況を保険会社などに伝えることができるように、写真を撮ってください。
自分で直したりする前に写真を撮るのが大切です。
1.被害を受けた建物や家財の全体を撮影した写真
(建物の場合は、建物の全景)
2.損傷個所が確認できる写真
台風で窓ガラスが割れた場合どうしたらいい?(持ち家の場合)
台風で窓ガラス割れたらすぐに保険会社か代理店に電話してください。
マンションの場合は、専有部分か共用部分かによって、使う保険が異なる可能性があります。
基本的に、専有使用部分の維持管理、修繕費は占有者が負担します。
共用部分については、管理組合で加入しているマンション保険がかかっているでしょう。
具体例で考えてみましょう。
バルコニーに出るところの窓ガラスが割れた場合)
バルコニーは本来共用部分で、窓ガラスは専有部分と共用部分の境界にあたります。
ほとんどの場合、バルコニーは、規約により定められた「無償で専有使用を認められた共用部分」になっています。
専有使用部分の維持管理、修繕費は占有者が負担するのが一般的なため、窓ガラスにマンション保険は適用されないのではないかと考えられます。
マンション保険にも内容にもよるため、マンション保険の内容を確認するのがよいでしょう。
台風で窓ガラスが割れた場合どうしたらいい?(賃貸の場合)
大家さんに連絡してください。
借主に過失がなければ、修繕費用は基本的に貸主、つまり大家さんの負担になります。
大家さんが入っている保険で補償されるはずです。
家財道具など、借主の所有物の損害については、借主負担となるのが一般的です。
大阪はまだまだ台風前の生活に戻るには時間がかかりそうですね。
暑くて体力もうばわれがちなので、どうぞ、できるかぎり心身をいたわってください。
1日でも早く普通の生活に戻れますよう、お祈りしています。
関連する記事