我が家は毎週のように図書館に行くのですが、図書館からは本だけではなく、DVDも沢山借りてきます。

映画、昆虫や動物などの自然科学、歴史ものなど、色々なジャンルのものです。

でんじろう先生の実験のDVDも、こども向けに作られていて面白いので、子どもは大好き。

最初に私がでんじろう先生のDVDを借りたときは「そんなの観たくない!」と言っていたのに。

今は、でんじろう先生のDVDを毎週のように借りて、「へーそうなんだ!すごい!」と楽しみながら、物の性質を自然に学ぶことができています。

先日は、ひょんなことから「MIT白熱教室」のDVDを借りてみたところ、これがスゴかった!

この「MIT」は、もちろんマサチューセッツ工科大学です。

「教壇のスーパー・ヒーロー」と呼ばれるウォルター・ルーウィン名誉教授のトークはユーモアあふれているし、何といっても、実験を交えた授業が本当にわかりやすくかったのです。

よく、本当に説明が上手な人、その分野のことをよく知っている人は、難しいことをこどもにもわかるように、わかりやすく説明できるものだと言いますね。

そのお手本のようでした。

私が観たのは「重力とエネルギー保存の法則」です。

公式を証明する内容だったので、数式が出てきます。

それなのに、9歳の息子でも、私が少し補足説明をしてあげたら、何をどんな風に実験したか、何が証明できたのかを、大体わかってしまったのです。

筋道立てて考えられる人間の力って、すごいですね。

すでにわかっていることを積み上げて考えを発展させていくことで、最初はわからなかった結論を導き出すことができる。

大発見も小さなステップの積み重ねなんですよね。

しかも、そのステップをこどもでも理解できるくらい小さくすれば、こどもでも「足す、引く、掛ける、割る」ができれば、大体のことは理解できてしまう。

今更ですけれど、この歳にして、物理のおもしろみが少しわかった気がします。

。。。気がしただけかもしれませんが;

私もこどものときに、こんな素晴らしい授業を受けていたら、「数学が好きになったかも」?!

息子も「こんな風に計算を使うんだね」と言っていて、どうして今、計算の仕方を勉強しているか、その理由の一端がわかったようです。

相性の合う、いい先生に出会えるか、勉強のおもしろさを知ることができるかどうかによって、学力の伸び方が変わりますよね。。

とりあえず、他にも「MIT白熱教室」のDVDがあれば、また借りてこようと思いました。