甲子園での高校野球で、アゲアゲホイホイの応援が話題になっていますね。

アゲアゲホイホイというと出てくる「サンバ・デ・ジャネイロ」。

この曲は誰の曲で、どうして高校野球の応援歌として使われるようになったのでしょうか?

明石商業、北海高校、報徳学園の動画も確認しました。

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「サンバ・デ・ジャネイロ」の原曲と有名になった経緯

「アゲアゲホイホイ」の原曲は「サンバ・デ・ジャネイロ」。

元をたどると、1973年ブラジルのパーカショニストAirto Moreiraが発表した曲『Tombo in 7/4』にたどり着きます。

こんな曲です。

ジャジーで大人な雰囲気ですが、確かに聞き覚えのあるサビのメロディーが出てきます。

その後2004年に『Tombo in 7/4』のサビをアレンジして、『Samba De Janeiro』(サンバ・デ・ジャネイロ)というダンスミュージックにされたものがリリースされて、人気が出ました。

アレンジしたのは、ドイツのBelliniというバンド。

どこかで聞いたことがある方も多いですよね。

日本では、セガの「ドリームキャスト」がゲーム『サンバ DE アミーゴ』のメインテーマ曲に『サンバ・デ・ジャネイロ』を取り入れたので、これで知っている方も多いのでしょうか。

「ドリームキャスト」のSamba de Amigo



アゲアゲホイホイが高校野球で広がった経緯

ノンストップが調べただけで、133校がアゲアゲホイホイを使っているそう。

「アゲアゲホイホイ」は、2014年に兵庫の報徳学園が『サンバ・デ・ジャネイロ』に「アゲアゲホイホイ」の歌詞を付けたのが始まり。

ノリがいいと思ったら、もともとはブラジルの方の曲だったのですね。

翌年の2015年夏の兵庫県大会。

報徳VS明石商業で、報徳が負けてしまったとき、明石商に「アゲアゲホイホイ」を演奏してほしいと話した。

託された明石商業は、翌年春の選抜に出場してベスト8に。

これによって、「アゲアゲホイホイ」が広がっていったそうです。

その後、高校野球、プロ野球(千葉ロッテ)、サッカー(柏レイソル)などの応援に取り入れられ始めました。

千葉ロッテのサンバ・デ・ジャネイロ

アゲアゲホイホイ(明石商業)を動画で確認


アゲアゲホイホイの歌詞

何ともノリのいい応援が耳に残っている方も多いですよね。

何と言っているのでしょう?

エッサエッサー
エッサエッサー
アゲアゲホイホイ
アゲアゲホイホイ
もっともっとー
もーっともっともっと

上の言葉を繰り返すだけなので、あまり意味はありませんが、曲のノリにぴったりに感じますね。

アゲアゲホイホイ(北海高校)を動画で確認

「世界一」という方もいる北海高校のアゲアゲホイホイがこちら。

最初はテンポがゆっくりなのですね。

女のこの声が入ると、また印象が違いますね。

アゲアゲホイホイ(報徳学園)を動画で確認

アゲアゲホイホイはAirto Moreiraさんの原曲が発表されて40年以上たった今、こんな形で演奏されて、多くの方に聴かれているのですね。

こんなに多くの方に聴かれるなんて、アーティストとしては嬉しいですよね。