ひょんなことから、生活困窮の方の話をネットで見て、何だか考えてしまいました。

過酷な家庭環境で育って、今も生活に困窮されているママの話です。

実は私、以前、生活困窮の方のお話をうかがうことが多い環境にいたことがあるのと、学生時代から気になっている問題なので、普通の人よりほんの少しだけ、問題の背景に詳しいのです。

それだけに、色々と背景を想像したり、そこから抜け出すお手伝いとして何ができるか?などと、余計なお世話ですけど、悶々と考えてしまったのです。

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ほめるのはよくないのか?

自己肯定感

そこで思い出すのは、育つ家庭、人生ともに人それぞれですが、やっぱり苦しいときに何が支えになるかというと、「自己肯定感」と「人とのつながり」だということ。

「もうだめ」と思ったときに、自分で自分を信じられること。

誰かしら、あたたかい気持ちを通わせられる人がいること。

心が折れてしまいそうなときは、人に助けを求められるのも大切だと思います。

本当に危機的な状況に陥ってしまう人は、孤立してしまいがちなので。

「ほめる」子育てはよくないという記事を読んだりもしますけれど、私が知る限りでは、(ざっくりですけど)30代以上の人で、ほめられすぎて現在、困った状況にある方って、聞いたことがありません。

その逆で、親から充分な愛情をかけてもらえなかったということで、大人になってからも苦しんでいる方の方が、圧倒的に多いです。

問題を抱えている方のご相談にのると、こどものときの家庭環境、親との関係にかかわる問題をおっしゃる方がほとんどのようにも思えます。

最近は心の問題が取り上げられて、コーチング、カウンセリングなどの本やサイトも沢山あるので、多くの人が読んで、知識を持ったりもしていますが、昔は今よりも知られていませんでしたから、ただただ厳しく躾ける方針の親も多かったようですね。

「愛情をかけてもらえなかった」というのは、実際にその方がこどものときの姿を私が確認しているわけではないので、ご本人がそうおっしゃっているだけです。

その方の親御さんがご本人を愛していなかったのか、愛情をかけていなかったのかということは、わかりません。

というか、何をしたら愛情をかけた(または、かけなかった)というのか、何をしなかったら愛情をかけた(または、かけなかった)というのかなんて、人によって考え方が異なりますよね。

ただ、親御さんには少し酷かもしれませんが、「こどもに愛情が伝わっていたかどうか」というと、伝わっていなかったということになるのだと思うのです。



相手の立場に思いをやれるための条件

親の立場になってみて、色々と経験したり、見聞きしたりして、こどもに愛情を伝えるというのは、自然にできることではないのだとわかりました。

そして、相手への伝わり方に配慮してコミュニケーションをとるというのは、ある程度、こころの余裕がないとできないというのも、痛感します。

あえて、「相手」と書いたのは、これは子どもに対するときだけではないと思っているからです。

人と話をするときに「こう言ったら相手はどう思うかな」、「相手はどんなことを話したいのかな」などと想像しながら、話すのって、結構、難しいですよね。

「いや、できるよ」という方は、コミュニケーション能力が高い方ですね。

イライラしていたり、不安が強かったり、こころが不安定だったりして、自分のことで一杯いっぱいになっていたら、できないこと。

私は正直なところ、あまり得意な方ではないので、できる方はすごいなーと思います。


こころを安定させるためにも

こころを安定させるために

大人も「がんばってるね」とほめてもらったり、「大丈夫だよ」と励ましてもらえたら、嬉しいですよね。

たとえば家族でお互いに感謝の言葉をかけあえれば、それがよいですが、いつもというのは難しいかもしれません。

それでも、自分に言葉をかけることはできますよね。

言葉がけだけではなくて、自分をいたわりながら身体を洗ったり、自分で自分を抱きしめたり、鏡に映った自分に「今日の笑顔も素敵ね」「いつもがんばってくれて、ありがとう」と声をかけるとか。

身体を洗うとき、泡立てネットを使ったりして沢山の泡をたてて、ホイップで身体を包み込むようにして、やさしさを皮膚と心で感じるようにすると、癒やされますよ ^-^

泡が出てくるタイプのボディーソープなら、お手軽に泡を楽しめますね。

好みの香りの入浴剤を使うのもおすすめ。

私が気に入っているのは、@cosmeのベストコスメアワードでも1位になった商品。

疲れが溶けて、とろけるような気分になれるのです。

母の日、お友達などへのちょっとしたプレゼントにも喜ばれます ^-^

あとは、ちょっとしたお菓子を食べながら、あたたかいお茶を飲む時間をとるのもおすすめ。

子育てをしていると、ましてや子育てと仕事をしていると、バタバタの毎日を過ごすママがほとんどですよね。

こどもと一緒にニコニコ過ごすためにも、ママも自分に対しても、幸せになれる言葉がけをできるといいのではと思うのです。

私はこどもが寝るときに、「●●くんはパパとママの宝物」という歌を歌いながら、背中をトントンしているという話を以前、書きました。

こうあってほしいという姿を思いうかべて「優しくて、賢くて、つらくても、あきらめないで頑張れる子」とも歌っています。

昨日も書いた東ちひろ著『子どもが伸びる!魔法のコーチング』にも、言葉で暗示を与えると、こどもはその通りになるということが書かれていました
(昨日の記事は「こどもがイキイキする!魔法のコーチング」)。

「ココロ銀行」に「優しくて、賢くて、つらくても、あきらめないで頑張れる子」という言葉が貯金されたらいいなと願っています。

この歌はこどもに聞かせるために歌っているわけですが、その歌を歌うと、何だか自分も励まされるのです。

人にかける言葉って、自分に返ってくるなんて言ったりしますけど、歌も言葉ですからね。

自分に言い聞かせることにもなっています。

もしよければ、試してみてください ^-^