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セルフメディケーション税制の対象となる薬や控除の申請方法(あさイチ12/13)

セルフメディケーション税制の対象となる薬(対象商品)は決まっています。

一定の額以上の薬を購入した場合に控除されるため、知らずに利用しないのは損!?どのくらいお得になるの?

あさイチで紹介されなかった注意点も含め、申請方法もまとめました。

セルフメディケーション税制とは?

2017年1月以降、その年中にスイッチOTC医薬品を12,000円以上購入した場合、12,000円を超えた金額が所得から控除される制度です。

確定申告すると、所得税の一部が戻ったり、翌年度の住民税が軽くなるのです。

限度額は88,000円。

制度の対象となる最終日は、平成33年12月31日です。

セルフメディケーション税制でいくらくらいお得になる?

あさイチで紹介されていたOTC医薬品協会
日本製薬団体連合会のデータによると、
対象となる薬の平均購入額は3万4000円。

たとえば年収500万円の世帯で、1年に3万4000円分、
対象となる医薬品を購入した場合、

6600円お得になります。

お得になる額は家族構成などによって異なるので、
申請するかどうかを検討するときは
あなたの場合、いくらくらいになるかを
試算してみてください。

控除の対象となるのはどんな人?

  1. 所得税や住民税の納税者
  2. 1年に購入したスイッチOTC医薬品の合計額が12,000円を超えている
  3. 次のどれかを受けて、健康の維持、疾病の予防を行っている
    1)特定健康診査(メタボ検診)
    2)定期健康診断(事業主健診)
    3)がん検診
    4)健康診査
    5)予防接種

妻や子など、申告者が扶養している家族の購入費用を合計することができます。

控除額はどのように計算されるの?

控除額がどのように計算されるかを見てみましょう。

例)年間所得が400万円の納税者の家庭で、1年に20,000円対象商品を購入した場合

この場合の減税額は次のようになります。

所得税の減税額

控除額8,000円×所得税率20%=1,600円

住民税の減税額

控除額8,000円×住民税率10%=800円

OTC医薬品とはどんなもの?

処方箋なしでドラッグストアなどで購入できる、病院でも処方される成分が含まれる薬です。

セルフメディケーション税制では、すべてのOTC医薬品が対象となるわけではありません。

 

医療用医薬品でも使われている82の成分を含む、1500ほどの商品が対象。

セルフメディケーション税制の対象となる薬には、マークが記載されています。

同じ薬でも、商品によって付いているものと付いていないものがあることもあります。

薬剤師か販売登録員と相談するのが確実です。

対象となるOTC医薬品はどれ?

対象商品かどうかは、パッケージのマークで確認できます。

ただ、マークは必ず付けられるわけではないのと、マークの色なども異なることがありますので、薬を買うときに、薬局で確認した方が確実です。

購入時のレシートを見て、対象商品かどうかを確認することもできます。

確定申告するときにレシートが必要なので、レシートを保管しておいてください。

対象となる品目や成分については、厚生労働省のホームページに掲載されています。

対象品目リスト

スイッチOTC医薬品有効成分リスト(平成30年10月30日時点)[101KB]

注意したいこと

セルフメディケーション税制を適用する場合は、現行の医療費控除を受けることができないので、ご注意ください。

まとめ

こちらもどうぞ

医療費控除を申請するとき、明細書の添付が必要になりました。
詳細については、「平成29年分の確定申告 医療費控除に明細書の添付が必要に」を参照してください。

 

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