日本学生支援機構が西日本豪雨で被災した学生に対する奨学金の緊急採用や、返還が困難になった世帯の減額返還・返還猶予、JASSO助成金などの手続きを始めています。
対象となるのは、どこの県の、どんな人なのか?
支援金やの支給額はいくら?返済する必要があるの?
申し込み方法、返還に利息がつくのかなどを確認しました。

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日本学生支援機構の3種類の措置

西日本豪雨に関連して日本学生支援機構が
行う措置は、大きく分けて3種類あります。

1.学生に対する奨学金の緊急採用(緊急採用奨学金)

2.奨学金返済者からの減額返還返還期限の猶予(願出が必要)

3.JASSO支援金

上の3つの対象となるのは、基本的に
災害救助法が適用された地域の方です。

災害救助法の地域に隣接する地域でも
適用される場合があるので、下の説明を
ご確認ください。

災害救助法の適用地域については、
日本学生支援機構のホームページの
1年以内の災害救助法適用地域
を参照してください。

 


次に1つずつ説明していきます。

学生に対する奨学金の緊急採用(緊急採用奨学金)

緊急採用奨学金の対象者は?

失職・破産・事故・病気・死亡もしくは火災・風水害等の災害等又は学校の廃止によりやむを得ず他の学校に入学することで修学に要する費用が増加したことにより家計が急変し、緊急に奨学金が必要となったと認められ、家計急変の事由が発生してから12か月以内である者。

災害救助法適用地域に居住する世帯で、当該の災害により家計が急変したことにより奨学金を希望される方は、該当者全員の推薦を受け付けます。また、災害救助法の適用を受けない近隣の地域で、同等の災害にかかった世帯の学生・生徒並びに同地域に勤務し勤務先が被災した世帯の学生・生徒で同等の災害にかかったものについても、採用できる場合がありますので、いずれの場合も学校窓口にご相談ください。

奨学金の種類

第一種 奨学金(無利息)、
第二種奨学金(利息あり)

申し込み方法

在学している学校を介して申し込みます。

緊急採用奨学金の詳細については、日本学生支援機構のホームページをご参照ください。

奨学金返済者からの減額返還・返還期限の猶予

減額返還・返還猶予とは?

減額返還とは?

毎月返済する額を減らして返還することです。

返還猶予とは?

災害などにより、返還が困難になった場合、
書類の提出により承認されれば、
一定期間、返還が延期され、その期間中は
返済しなくてもよくなるものです。

減額返還や返還猶予の対象者は?

災害により奨学金の返還が困難となった方です。

願出方法は?

「奨学金減額返済願」または
「奨学金返還期限猶予願」を
日本学生支援機構に提出してください。

2つの願いは、日本学生支援機構の
ホームページからダウンロードできます。

減額返還のページ >>

返還期限猶予のページ >>

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減額返済や返済猶予の詳細については、日本学生支援機構のホームページをご参照ください。

JASSO支援金

JASSO支援金の対象者は?

災害により学生本人が居住する住宅に半壊以上等(床上浸水を含む)の被害を受けた方

JASSO支援金の支援額は?

10万円です。

JASSO支援金の申請方法は?

学校から申し込んでください。

JASSO支援金の詳細については、日本学生支援機構のホームページをご参照ください。

 

このページに記載した3つについての
相談窓口の電話番号と受付時間は、
次のとおりです。

相談窓口の電話番号:0570-666-301

受付時間:平日の午前8時半から午後8時まで

まとめ

西日本豪雨、平成30年8月30日からの大雨、北海道の地震で被害を受けた学生さんやご家族、
奨学金を返済中の方などが、まずはこころと身体の安心と安全でいられますよう、お祈りしています。