以前、枇杷やヨモギの葉で草木染めをしました。

そのときのことを書いた記事は、とても多くの方に読んでいただいていて、いつも嬉しくなっています。

(ビワの葉で染めると驚きの色に)。

ありがとうございます!

今回は赤芽柏(アカメガシワ)で煮染め(草木染めの方法の1つ)をしたので、そのことについて書きます。

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赤芽柏って何?

簡単に概略を調べると

ウィキペディアによると、

赤芽柏は、トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木。 新芽が鮮紅色であること、そして葉が柏のように大きくなることから命名された説もある。 柏が生息していない地域では、この木の葉を柏の葉の代用として柏餅を作ったことからアカメガシワと呼ぶようになった説もある。

とのこと。



赤芽柏の見た目

赤芽柏は、雄花と雌花があります。

雄花

赤芽柏の雄花

雌花

赤芽柏の雌花

雌花は受粉すると、下のように赤くなります。

赤芽柏の雌花 受粉後

赤芽柏は生薬

赤芽柏は、日本薬局方(医薬品の規格基準書)に記載されている生薬です。

樹皮:胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症

葉:あせも、腫れ物

食用:和え物やおひたし

今回は、草木染めをした他、油炒めとアカメガシワ飯にしました。


材料を揃える

次の材料を準備します。

  1. 水 染める布の重さの50倍(浸し染めの場合は100倍)今回4リットル
  2. アカメガシワ 500グラム
  3. 媒染剤 おはぐろ 布の重さの20〜30%
     木灰 布の重さの10%

手順

  1. 草木染めをする日までに、染めたい布を豆乳に浸した後、干して乾かしておく
  2. 草木染めをする前日に、採取したアカメガシワを15分煮沸して、目の細かい布で濾す
  3. 手順2で作った染色液を一晩、置いておく
    赤芽柏の染料液
  4. 布に模様をつけたい場合は、絞る
    絞って草木染めの模様をつける
  5. 前日に作成した染色液を火にかけて、沸騰したら布を入れて10分程度煮る
    煮染め
  6. 10分ほど経ったら取り出して、少し冷ます
  7. 布が冷めたら、絞る
  8. 媒染液に30分浸す
    媒染液に浸す
  9. 30分経ったら、媒染液から布を取り出して、よく絞る
  10. 布を水で洗って、絞る
  11. 染色液を火にかけて、沸騰したら布を入れて10分程度煮る
    煮染め
  12. 10分ほど経ったら取り出して、少し冷ます
  13. 布が冷めたら、絞る
  14. 布を水で洗って、絞る
  15. 天日に干して完成!

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染めた結果は?

煮染め 完成

上のような色になりました。

薄茶色のは、媒染液に浸していないもの。

黒くなったのは、媒染液に浸したものです。

媒染液に浸した方は、だいぶ黒くなりました。

媒染液は、媒染液に浸した布を素手で絞ったら、手が黒くなってしまったほどの濃さ。

今度やるときは手袋を着けて絞った方がよさそうです。

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